電力、性能、面積（PPA）は、シリコン設計者やアーキテクトにとって重要な課題です。この課題は三次元的な問題で非常に複雑であり、完全に解決することは容易ではありません。一般的に、大量のシミュレーションベクターを用いて三次元の各要素間の関係を分析しますが、網羅的な解析には至らず、見落としや誤差のリスクが残ります。検証エンジニアは、プロジェクトの終盤に構造カバレッジを活用し、設計内の到達不可能なコード（デッドコード）を特定します。しかし、構造カバレッジは、冗長なコード、部分的にしか使用されていないコード、十分に活用されていないコードを検出することはできません。

footprint^®, は、設計の初期段階から冗長な設計コンポーネントを特定し、設計者やアーキテクトに迅速なフィードバックを提供することで、電力や性能の最適化を支援します。コンポーネントレベルで解析を行うため、無駄な面積を網羅的に分析でき、より効率的な設計プロセスを実現します。footprintが生成するレポートは、コンポーネントごとに分類され、具体的かつ実用的な情報を提供します。

footprintは、axiomiser^®, プラットフォームの一部であり、フォーマル検証を活用した包括的な解析ツール群の一つです。

• 未使用のシリコン領域を正確に特定
• 特定ベンダーに依存せず、あらゆるフォーマルツールとシームレスに統合
• 設計サイクル全体を通じて活用可能
• アジャイルで直感的なユーザ中心のインタフェースでにより、容易にモデルの改良が可能
• 設計コンポーネントの詳細な測定と分類
• 全く利用されていない領域や部分的にしか利用されていない領域
• フォーマルメソッドを活用した網羅的な解析
• ワンクリックの操作とGUIベースのインタフェース
• ノイズを最小限に抑えた、読みやすいレポートを自動生成
• 従来の到達可能性解析や構造カバレッジを超えた高度な分析
• プロセッサ、GPU、通信IP、NoC など、80以上の設計で実証済み